大学への数学ⅠA ,Ⅱ, オファー B, ⅢC 研文書院

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4冊セット。経年劣化による汚れあり。現行課程を超越した受験数学指南書。内容理解により(紙と鉛筆を使って解説を書き写しながら)、他の問題に応用出来る力がつく。長岡亮介師の総合的研究の元祖にあたる。ただ、本書は複数執筆者によるものであり、よりオーソドックスなものといえる。初学者は教科書の内容を身につけたうえで使用すること。本書の後、月刊大数の日々の演習を2年分解けば、ほぼ勉強は終わる。たいていの諸君はその途中で受験を迎えるのだが。都立西から地方国立医大に進みながら、数学好きで東大理2に再受験合格した男は数学の初歩は茂木勇先生の数学の基礎シリーズ、Ⅲが未刊のため寺田先生の研究を読みながら理解、その後基礎の積み直しに月刊大数をひたすら読んだ(バックナンバーは100を越える)。慣れると簡単な入試問題は数分で解けるようになると述懐。彼の父君は東大化学の教授でしたが、その父君の話によると一流の数学者は1日に数学を13時間以上勉強するそうです。センスなる陳腐な言葉より、まず、努力しな、ということでしょう。ちなみに出品者は駿台で長岡師の薫陶をうけた。当時(今も?)、師は長身のイケメンでジーンズ姿のいでたちは我々を圧倒していた。女の子は師を50分見つめたまま凍りついていた。本当なんだから!講義も師自ら試行錯誤を繰り返し、聴く者の頭に入りやすかった。根岸師、中田師の講義もご同様でした。今と違い、大学教授レベルの先生が多かったので我々は子供に思えたでしょう。今は今で、親しみやすく等身大の先生が多いので勉強も捗るでしょうね。追伸:かつて東京出版大学への数学編集長黒木正憲先生は旧版赤表紙臨時増刊号の日々の演習の前書きで、基本的な知識とその運用は教科書の問題で十分と述べておられます。後は考える価値のある問題を解きなさい、ともおっしゃられています。つまり、黒本大数や月刊大数の問題を解きなさい、ということです。帯広柏葉という北海道の公立高から現役で理3に合格 した方は教科書(東京書籍、フィールズ賞受賞小平邦彦先生執筆)が最高の参考書だ、と言っておりました。そして、月刊大数を解いていました。

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