こちらの商品は、モンブラン・マイスターシュテュック149の1960年代の万年筆です。149としては2代目のモデルで、その極初期のものだと思われます。理由は、クリップにあるべき「GERMANY」という刻印がなく、50年代に登場した初代のモデルの面影を大いに残しています。ペン先には「18C」との刻印があり、フランスに輸出された希少なモデルです。M字ニブです。このニブは初代のモデルに用いられていたものと共通しており、サラサラとした書き味です。つまり、初代モデルと同等の書き味で、かつ、セルロイド製ではないため、今後も長らく愛用できる万年筆だと思います。尻軸下にある金色のリングも、またキャップのグリップの根本にあるリングも、それ以降のマイスターシュテュック149と比べて線が細く、古式豊かな味わい深い姿を見せています。この時代の149は、レジンが薄いと言われ、クラックの入っていない綺麗な個体はますます貴重になっていると言われています。目立った傷などはありません。非常に綺麗なコンディションです。ケース等はありません。ご縁があることを願っています。#モンブラン#149